[ソウル 3日 ロイター] - 韓国のサムスン電子が米国で計画する170億ドル規模の新半導体工場の建設地としてテキサス州オースティン、ニューヨーク、アリゾナ州の2カ所の計4カ所を候補としている。サムスンがテキサス州当局に提出した2月26日付の文書で明らかになった。
文書によると、オースティンと、オースティンがあるトラビス郡から20年間で合計14億8000万ドルの税軽減措置を求めている。軽減規模は従来の想定(8億0550万ドル)から引き上げた。
候補となっているニューヨークやアリゾナ州も不動産税の軽減措置を提供しているという。
新工場は半導体の先進ロジックデバイスの製造を手掛け、1800人の雇用を生む可能性があるとしている。
サムスンは、オースティンにすでに半導体工場を持つ。
サムスンの広報担当者は3日ロイターに、事業拡張について多くの選択肢を検討していると述べた。