こんにちは、フィスコリサーチアナリスト飯村真由の「マネックス証券の気になるレポート」です。
今回は、12月19日に配信されたマネックス証券の「メールマガジン新潮流」に掲載された、同証券のチーフ・ストラテジスト、広木隆氏のレポート「今週のマーケット展望」の内容をご紹介していきます。
先週の日経平均は7日連続で年初来高値を更新するなど、上昇が続きましたね。
広木さんは『さすがに今週は上げ一服となるだろう』と指摘。
『そろそろ調整が必要なタイミングと思われる』としています。
とはいえ、海外ではクリスマス休暇、日本でも週末の3連休などで『市場参加者が減るなか、投機的な売りで相場が崩れることには警戒が必要だが、買い遅れている投資家が多くいると思われることから押し目買いの需要は旺盛で下値は堅いだろう』とのことで、『「調整が必要」と言っても、値幅による調整ではなく、日柄調整によって1万9000円台を固める展開となろう』と予想されています。
また、今週は19日~20日に日銀金融政策決定会合が開催されますが、広木さんは『金融政策の現状維持がコンセンサスで市場の関心は高くない。
景気判断が上方修正されると思われるが相場の材料にはならないだろう』との見解です。
一方で、今週注目すべきポイントとして、投資家の物色対象のシフトが起こるのかどうかを上げておられます。
『主力の大型株が過熱感や外国人不在で一服となる一方、マザーズなど新興市場銘柄に物色対象が移る可能性がある。
そうなれば投資家の資金循環が途切れず回転が効いている証拠なので、来週の本年最終週にいよいよ掉尾の一振が期待できるだろう』との分析です。
今週は、日柄調整の局面を確認しつつ、新興市場銘柄の動きにも注目してまいりましょう。
飯村真由の「気になるレポート」はマネックス証券の「メールマガジン新潮流」に掲載されたレポートを飯村真由の見解で注目し、コメントしています。
レポート発行人との見解とは異なる場合があります。
詳細は発行人のレポートを御確認くださいね。
フィスコリサーチアナリスト 飯村真由