[ソウル 7日 ロイター] - アジア時間の原油先物は下落。米中貿易摩擦の激化を受けて需要を巡る懸念が強まっている。一方、米原油在庫が予想以上に減少したことが一定の支援材料となっている。
0039GMT(日本時間午前9時39分)時点で、北海ブレント原油先物 (LCOc1)は0.24ドル(0.41%)安の1バレル=58.70ドル。7カ月ぶり安値付近で推移している。
米WTI原油先物 (CLc1)は0.20ドル(0.37%)安の53.43ドル。
トランプ米大統領が先週、3000億ドル相当の中国製品に対する10%の追加関税を9月1日に発動すると表明したことを受け、北海ブレント先物は過去1週間で9%超下落している。
トランプ氏は6日、米中貿易摩擦を巡る懸念を一蹴し、米国は「極めて強い立場」にあると強調した。[nL4N2524DX]
米石油協会(API)が6日公表した統計によると、2日までの1週間の国内原油在庫は前週比340万バレル減の4億3960万バレルとなった。アナリスト予想は280万バレル減だった。