[ニューヨーク 1日 ロイター] - 米国時間の原油先物は下落。軟調な米経済指標が原油需要見通しに影を落とし、原油価格を圧迫した。一方、石油輸出国機構(OPEC)の産油量減少を示すロイター調査が下値を支えた。
北海ブレント先物 (LCOc1)の清算値は0.36ドル安の1バレル=58.89ドル。米WTI原油先物 (CLc1)は0.45ドル安53.62ドル。
米供給管理協会(ISM)が1日公表した9月の製造業景気指数は47.8と、前月の49.1から悪化し、2009年6月以来の低水準となった。米中貿易摩擦が企業業況感を悪化させており、第3・四半期に米景気が急速に減速した可能性に懸念が強まった。
取引原油先物は序盤に上昇。ロイターの調査によると、石油輸出国機構(OPEC)の9月の産油量は日量2890万バレルと、前月から同75万バレル減少し、2011年以来8年ぶりの低水準となった。