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トランプ氏、下院議長を個人攻撃 うそ把握で「反逆罪」と主張

発行済 2019-10-07 14:32
© Reuters. トランプ氏、下院議長を個人攻撃 うそ把握で「反逆罪」と主張

[ワシントン 6日 ロイター] - トランプ米大統領は6日、民主党のペロシ下院議長を個人攻撃、同党の有力議員の「うそ」を把握していたため、反逆で有罪になる可能性があると主張した。

トランプ氏はツイッターに「ペロシ氏は小賢しいアダム・シフの多数のうそや、議会および米国民に対して犯した膨大な詐欺について全てを知っていた」と投稿。民主党のシフ氏は下院情報特別委員会の委員長を務める。

トランプ氏は前月30日、ウクライナのゼレンスキー大統領との首脳会談に関するシフ議員の議会での発言について「でたらめでひどい声明を不正に作成し、それを議会や米国民に対して読み上げた。電話会談で私が発言したこととは違う。反逆罪で逮捕か?」と投稿している。[nL3N26L3RR]また、下院が進めている大統領の弾劾調査の発端となった内部告発状について、証拠を示すことなく、シフ氏が作成を手助けしたと述べている。

トランプ政権が公表した記録によると、トランプ氏は7月25日の電話会談で、民主党の最有力候補と目されるジョー・バイデン前副大統領と息子ハンター・バイデン氏に絡む疑惑を調査するようゼレンスキー氏に依頼。

トランプ氏が来年の大統領選再選を狙って権限を乱用した可能性があることから、下院では弾劾調査が行われている。

ペロシ氏とともに弾劾調査を主導するシフ氏は前月の議会公聴会で、会談記録は「組織犯罪の典型的なゆすり」のように読めると発言していた。

情報特別委の報道官はまた、前週、内部告発者が告発状を提出する前に同委に助言を求めたことを認めたが、シフ氏や同委が告発状の作成を手助けしたという証拠はないと説明している。

トランプ大統領はツイッターでシフ氏の公聴会での発言や告発者と情報特別委との接触に触れ、「つまり、ペロシ氏はシフ氏と同様、重大な犯罪と軽罪、さらには反逆で有罪になる」と主張。「両氏に加え、邪悪にも両氏と『共謀した』人々全員が即刻弾劾されるべきだ!」と書き込んだ。

※内容を追加しました。

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