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ユニクロCMに韓国で非難の声、店舗前で抗議やパロディ動画も

発行済 2019-10-22 15:26
更新済 2019-10-22 15:29
ユニクロCMに韓国で非難の声、店舗前で抗議やパロディ動画も

[ソウル 22日 ロイター] - 日韓関係が悪化する中、カジュアル衣料品大手ユニクロが、人気商品フリースのCMを巡り、韓国で非難を浴びている。徴用工や従軍慰安婦問題の犠牲者をあざけているとして、店舗前で抗議が行われるなど、同社に対し、謝罪を求める動きが出ている。

このCMは、98歳のファッションアイコン、アイリス・アプフェルさんと、13歳のファッションデザイナー、ケリス・ロジャースさんが共演。ロジャースさんが、10代の頃はどういう服を着ていたか質問し、アプフェルさんが「I can't remember that far back!(そんな前のこと覚えていないわ!)」と答える内容だが、韓国語の字幕では「Gosh! How can I remember something that goes back 80 years?(80年も前のことをどうしたら覚えていられるの?)」と意訳され、これが問題視された。

ユニクロは19日、韓国で同CMの放送を取りやめた。

韓国の同社関係者は、ロイターに対し匿名を条件に「慰安婦など日韓の問題に触れる意図はなかった」と説明した。

動画投稿サイト「ユーチューブ」では、韓国の学生が19日に投稿したユニクロのCMのパロディー動画が、2日間で10万件超の視聴を集めたほか、ソウルのユニクロ店舗前では「80年前の植民地支配──私たちは覚えている!」と書かれた看板を掲げて抗議する人の姿が見られた。

ユニクロは、日韓摩擦を背景にした不買運動で、すでに韓国での売上高が打撃を受けており、顧客も激減している。

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