[パリ 24日 ロイター] - フランス大統領府は、IT企業アトス (PA:ATOS)のティエリー・ブルトン最高経営責任者(CEO)を、産業政策を担当する次期欧州委員候補に推薦したと発表した。
大統領府当局者はブルトン氏について、「行動力があり、産業問題を熟知している。また欧州連合(EU)機関について知っている一方で、欧州の問題に官僚的な姿勢を取らず、これは大統領にとって重要だ」と述べた。
ブルトン氏はシラク大統領時代に財務相を務め、2009年にアトスCEOに就任。保守派だが2017年の仏大統領選では第1回投票以前からマクロン氏を支持した。
欧州議会は今月、フランス政府が当初欧州委員候補に推薦していたグラール元仏国防相の就任を否決した。