[ロンドン 24日 ロイター] - アルゼンチンに対する主要債権者の団体が、27日の同国大統領選後の債務交渉に備え、「債権者委員会」の結成に着手した。複数の関係筋が24日、ロイターに明らかにした。
債権者団体は、選挙の第1回投票で野党候補のフェルナンデス元首相が現職のマクリ大統領を破ると見て、委員会の設置を急いでいる。
団体に属する債権者の1人は「債務再編が必要になるのは明らかだ。彼ら(フェルナンデス氏のチーム)は迅速な問題解決を望んでいるようなので、交渉相手が必要になるだろう」と話した。
交渉では約1000億ドル相当のソブリン債が焦点となる見通し。市場の暴落によりアルゼンチンの債務再編能力は打撃を受けている。