[25日 ロイター] - 米商務省旅行観光局(NTTO)が25日発表した統計によると、今年1─9月に米国を訪問した中国人旅行者数は前年同期比4.7%減少した。中国経済の減速を受け、出張者と観光客の双方が訪米を手控えたとみられる。
内訳は、ビジネス目的の入国者が3.7%減の27万5888人。観光目的の入国者が6.5%減の約160万人だった。学生は52万4520人と0.2%増えた。
米国を訪問する中国人旅行者は2017年から減少に転じた。それ以前の10年間は年率25%程度のペースで増えていた。旅行業界関係者は要因として、ドル高や中国経済の減速、米中通商紛争を挙げている。