[ワシントン 4日 ロイター] - 米民主党のバイデン前副大統領に関する調査でトランプ大統領の顧問弁護士ジュリアーニ氏を支援したウクライナ出身の米実業家が、議会の弾劾調査に協力する姿勢に転じた。弁護士が4日、ロイターに明らかにした。
親トランプの選挙資金管理団体などへの違法寄付で10月に起訴されたレフ・パルナス被告は、バイデン氏に関する調査でジュリアーニ氏を支援したとされ、弾劾調査で重要人物の1人となる。
同被告は10月、下院委員会による文書提出や証言の要請を拒否していたが、弁護士によると、被告はこれらの要請に応じる姿勢に転じた。
パルナス被告はこれまでに、バイデン氏とその息子に関する調査でジュリアーニ氏とウクライナ当局者を結び付ける上で自身が中心的な役割を果たしたと述べており、実際に弾劾調査に協力すれば重要な証言者となる。