[9日 ロイター] - イラン原子力庁(AEOI)の広報担当者は9日、イランにはウラン濃縮度を最大60%まで引き上げる能力があると述べた。民生利用の大半に必要な水準を大幅に上回るが、核兵器への転用が可能となる90%には至らない。
中部フォルドゥの地下施設での記者会見で「濃縮度を5%、20%、60%とする可能性があり、その能力がある。今のところは5%が必要だ」と述べた。国営イラン放送(IRIB)が報じた。
イランは7日、フォルドゥでウラン濃縮活動を再開したと発表した。2015年の核合意から米国が離脱して以来、合意内容に反する動きを進めている。