[東京 11日 ロイター] - 菅義偉官房長官は11日午前の会見で、「女性宮家」を容認する案が政府内で浮上しているとの一部報道について「承知していない」と述べた。
その一方、安定的な皇位の継承は極めて重要であり、女性皇族の婚姻による皇籍離脱で皇族数が減少している点にも言及。先延ばしすることなく、丁寧かつ慎重な議論の下で、国民のコンセンサスを形成することが望ましいとの見方を示した。
時事通信は10日、安定的な皇位継承の確保策を巡り、政府内で「女性・女系天皇」の議論を先送りする一方、女性皇族が結婚後も皇籍に残る「女性宮家」を容認する案が浮上していると報道した。
(田巻一彦)