[ワシントン 25日 ロイター] - 米民主党のペロシ下院議長は25日、北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる新協定のUSMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)について、下院民主党が支持できる修正案が「射程内」に入っているとした上で、最終的な見直しが必要との見解を示した。
トランプ大統領は、民主党が自身に政治的な功績を与えないためにUSMCAの批准に向けた採決を遅らせていると繰り返し非難している。
ペロシ氏は声明で「われわれは、米国の労働者にとって大幅に改善された合意に関し、射程内に入っている」とし、最終的な見直しに向けた作業を進める必要があるとの認識を示した。
下院民主党は、労働や環境に関する規定の履行を巡り懸念を示している。
USMCAはメキシコで批准済みだが、カナダはまだ批准していない。