[東京 29日 ロイター] - アジア時間の原油先物は横ばいで推移。米国の感謝祭祝日の影響で商いが低調となっているほか、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟国で構成するOPECプラスが来週開く会合の結果を見極めたいとの雰囲気も強い。
0103GMT(日本時間午前10時03分)現在、北海ブレント先物 (LCOc1)は0.05ドル安の1バレル=63.82ドル。
米WTI先物 (CLc1)は0.01ドル高の58.12ドル。
アクシトレーダーのアジア市場担当チーフストラテジスト、スティーブン・イネス氏は「OPEC会合については、明確になりつつある部分が多少はある。全ての当事者は現行の(減産)合意の順守徹底を目指すだろう」と指摘。
ロシアの石油会社は28日、OPECプラスが実施している協調減産について、現在の合意が来年3月末に期限切れを迎えるまでロシアの産油枠を変更しないようノバク・エネルギー相に要請した。
イネス氏は「週末に向けてリスクに中立的になることが非常に賢明だ。現状をひっくり返すようなニュースが出るリスクは大いにある」と語った。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20191129T025630+0000