[ベルリン 20日 ロイター] - ドイツ財務省は20日公表した月次リポートで、今後数カ月の同国の輸出は、緩やかな伸びにとどまる公算が大きいとの見通しを示した。世界貿易の鈍化と国際的なリスクから、製造業への打撃が続くとみられている。
輸出主導の製造業が貿易摩擦の影響を受けて苦戦しているほか、自動車メーカー各社は高コストの電気自動車(EV)にシフトする途上にあり、英国の欧州連合(EU)離脱問題が企業の不透明感を強めていると分析している。
ただ、堅調な雇用市場が引き続きドイツ経済のサポートになると指摘している。