[北京 20日 ロイター] - 中国の有力コンサルティング会社JCIは20日、中国が米国との「第1段階」の通商合意で交わした年間最低400億ドル相当の米農産物購入の確約を履行するとの見通しを示した。
米中両政府は13日、「第1段階」の通商合意に到達。トランプ米大統領は15日に予定していた対中追加関税の発動を見送り、中国は米農産物の購入を拡大していくと強調。ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表は、中国による米農産物購入は今後2年間に年400億─500億ドルに拡大するという見通しを示した。[nL4N28N3GZ][nL4N28P0PY]
JCIは顧客向けノートで「大半の外国メディアは中国が約束を果たすとは信じていない」とした上で、「農業関連市場に関する中国コンサルティング会社として、JCIは中国が約束を履行すると確信している」とした。
過去の輸入データに基づく同社の試算では、中国の米農産物購入は年間約413億ドルに達する可能性があり、うち大豆は約187億ドル(4500万トン)となる見通し。
さらに、冷凍豚肉の輸入は21億ドル、トウモロコシは約18億ドル、小麦は14億ドルと試算した。
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