[ソウル 23日 ロイター] - 韓国の税関統計によると、12月1─20日の輸出は、金額ベースで前年同期比2.0%減少した。ただ、中国向け輸出の増加や半導体価格の安定化により、ここ1年減少し続けた輸出に回復の兆しがみられる。
12月1─20日の輸出の減少率は、前月同期に記録した9.6%を下回り、約1年ぶり低水準だった。
最大輸出国である中国向けは5.3%増加した。
主要輸出品の半導体は、堅調な需要がみられたが、価格下落を背景に輸出額は16.7%減少した。
Hi Investment & Securitiesのチーフ・エコノミスト、Park Sang-hyun氏は「中国向けの輸出増や半導体輸出の減少ペース鈍化により、輸出は回復途上にある」との見方を示した。
12月1─20日の輸入は0.5%減で、前月の11.2%減から改善した。貿易黒字は3億3000万ドルで、前月の5億5000万ドルから縮小した。
12月全体の貿易統計は2020年1月1日に発表される。