[エルサレム 27日 ロイター] - イスラエル与党の右派「リクード」は27日、前日行われた党首選で首相のネタニヤフ党首が再選されたと発表した。激戦が見込まれる来年3月の総選挙に向け追い風となる。
ネタニヤフ氏の得票率は72.5%で、サール元内相の27.5%を大幅に上回った。
サール氏は敗北宣言し、「(総選挙での)リクードの勝利のために」ネタニヤフ氏を支持すると表明した。
党首選の結果は、選挙委員会の公式な確認が待たれていた。
ネタニヤフ氏は11月に収賄などの罪で起訴されたほか、4月と9月に実施された2度の総選挙後に組閣に失敗している。
しかし、党首選では求心力が低下していないことが示された。
ネタニヤフ氏は、支持者らに党首選での「大きな」勝利への感謝を伝え、ツイッターで「かつてないほどの成果へと引き続きイスラエルを導いていく」と表明した。