[クアラルンプール 27日 ロイター] - マレーシア中銀は27日、銀行免許の新たな枠組みに関する原案を発表した。ネット銀行の免許を最大5件新たに付与する計画。来年、最終決定する。
通常の金融サービスやイスラム金融のサービスがオンラインで提供できる。免許を取得した銀行は、国内のATM(現金自動預払機)網にアクセスできる。
アジアでは、新技術を利用して金融サービスを提供できるハイテク企業に銀行セクターを開放する動きが相次いでいる。[nL3N25Q0YX]
マレーシア中銀は「こうしたデジタル銀行は、適切かつ安価な金融サービスを有意義な形で顧客に提供し、責任ある利用を促進できる」と表明した。
原案によると、マレーシア企業が経営権を握るネット銀行が優遇される。
免許を申請する企業は、設立後3─5年間の資産が20億リンギ(4億8440万ドル)以下でも事業の存続が可能であることを証明する必要がある。
今回の案は、意見を募集した上で来年上半期に最終決定する。免許の申請は最終決定後に受け付ける。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20191227T091548+0000