[27日 ロイター] - 米ダラス地区連銀は27日、四半期エネルギー調査で、油田サービス企業の約半数が事業見通しの悪化とともに2020年の支出削減を計画していると発表した。
主要産油国が生産を抑制しているにもかかわらず、米原油価格がおおむね1バレル=60ドルを下回って推移していることを受け、多くのエネルギー企業が人員や予算を削減。ダラス連銀の調査によると、石油・ガス生産業者の約36%が来年の予算を削減する見込みという。
また米原油価格が1カ月前から約6%上昇し、61.72ドルに回復したにもかかわらず、石油生産業者などの20年の石油価格予想は54─55ドルとなった。
調査の回答者は「原油価格の持続的な低迷とコスト上昇により利益率が圧迫されている。経済的な利益が見込まれるプロジェクトを見つけるのは非常に難しい」と述べた。