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英海軍、ホルムズ海峡で自国船舶を再び護衛へ

発行済 2020-01-06 11:21
更新済 2020-01-06 11:36
英海軍、ホルムズ海峡で自国船舶を再び護衛へ

[ロンドン 4日 ロイター] - 米軍によるイラン革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」のソレイマニ司令官殺害で中東の緊張が高まるなか、英政府は、ペルシャ湾のホルムズ海峡を通過する英船舶を海軍が護衛する方針を明らかにした。

ウォレス英国防相は海軍の艦船「モントローズ」と「ディフェンダー」にホルムズ海峡で護衛任務を再開するために準備を整えるよう指示した。

声明で「英政府は自国の船舶と市民を守るため、必要なあらゆる措置を講じる」と表明した。

英政府は昨年、原油輸送の要衝であるホルムズ海峡でイランの特殊部隊が英船籍の石油タンカーを拿捕(だほ)したため、自国船舶の護衛を余儀なくされた。[nL4N24Q4P4]

これに先立ち、英領ジブラルタルでシリア制裁に違反した疑いがあるイランのタンカーが英軍によって拘束されており、イランが対抗して英国のタンカーを拿捕した格好だが、ソレイマニ司令官の殺害によって、タンカーが再び狙われる可能性が高まった。

ウォレス氏はエスパー米国防長官とは既に協議しており、全ての当事者に自制を促したと述べた。そのうえで「国際法の下で、米国は自国民に対する差し迫った脅威から自国を守る権利がある」と続けた。

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