[イスタンブール 8日 ロイター] - 保釈中にレバノンに逃亡した日産自動車 (T:7201)前会長カルロス・ゴーン被告がトルコのイスタンブールの空港で駐機場を25メートル移動して他の飛行機に乗り換えたことが、トルコ警察の関係者の証言で明らかになった。
トルコの国営アナドル通信が放映した監視カメラの映像には、飛行機に向かって駐機場を横切る人物の姿が映っている。
こうした中、ゴーン被告が逃亡に利用したプライベートジェット機を運営するトルコの「MNGジェット」は8日、日本の大使と面会し、当局への協力を申し出たことを明らかにした。
広報担当者は「当局への協力を申し出るため、当社はアンカラに駐在する日本の大使と面会した」と述べた。
同社はこれまで、ゴーン被告の逃亡に関して従業員の一人が記録を改ざんしたとして刑事告発に踏み切っている。ゴーン被告が自社のジェット機で逃亡したとは知らなかったとしている。