[ロンドン 16日 ロイター] - 気候債券イニシアチブ(CBI)の分析によると、グリーンボンド(環境債)の発行額とグリーンローンの組成額は、2019年に合計で50%近く増加し、過去最高の2549億ドルに達した。
ロイターが分析結果を確認した。より多くの投資家が、気候変動対策を支援するための資金確保に動いていることが分かる。
グリーンボンドは環境問題への取り組みのための資金調達に利用される債券で、グリーンローンは同じく環境に配慮した事業に提供される融資。CBIは、その適格性を認証する非営利団体。
CBIは、19年を通じてグリーンボンド発行とグリーンローン組成が2300億─2500億ドルになると予想していたが、これを上回る実績となった。
今年は発行・組成の総額が3500億─4000億ドルになると見込んでいる。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20200117T022709+0000