[ダボス(スイス) 20日 ロイター] - 世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)が21日、スイス東部ダボスで開幕する。現地では各国首脳に温暖化対策を訴える大規模デモ行進も予定されており、スイス政府は会期中の安全を確保するため、全土から5000人の兵士や警官を集めて警備にあたる。
今年で50回目を迎える会議には、各国首脳や企業幹部など約3000人が参加する。トランプ米大統領と環境活動家のグレタ・トゥンベリさんの登壇も予定されている。
地元の警察幹部は、20日の会見で「トランプ米大統領には警護特務部隊の配備を計画している」と説明した。トランプ氏は21─22日に参加する予定。
隣接するクロスタースからダボスまでの道を歩くことは禁止されており、環境保護団体などは列車やハイキング用の道を使いダボスに向かう。
19日には地球温暖化対策を訴える3日間のデモ行進が始まり、温暖化が一因と指摘されるオーストラリアの山火事に関心を集めるため、コアラのコスチュームを着て行進に参加する人もいた。