[ダボス(スイス) 21日 ロイター] - トランプ米大統領は、カシミール問題を巡るインドとパキスタンの情勢について「極めて緊密に」注視していると述べ、必要なら支援する用意があると語った。ただ、どのように支援するかは言及しなかった。
トランプ大統領は、世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)の合間に予定されているパキスタンのカーン首相との会談を前に、貿易と国境の問題は会談において重要な重要な問題であると述べた。一方、カーン首相はアフガニスタン問題が最優先課題だと指摘した。
トランプ大統領は「貿易が極めて重要な問題となる。また、われわれは一部の国境問題についても協力しており、パキスタン・インド間の情勢に関連し、カシミール問題について協議している。可能であれば、支援を行う」と述べた。
その上で「事態を注視しており、極めて緊密に注視している」と述べた。
インドとパキスタンによる過去3回の戦争のうち、2回がカシミールを巡って行われ、同地域での衝突は戦争に発展するリスクをはらんでいる。