[ソウル 22日 ロイター] - 韓国銀行(中央銀行)の当局者は22日、中国で発生した新型コロナウイルスの感染拡大を巡る懸念が、国内の消費支出に影響する可能性があるとの認識を示した。
同当局者は、記者会見で「中東呼吸器症候群(MERS)の感染が広がった際には、外出や旅行を控える動きが出た。この点からすると新型ウイルスの感染拡大によって、消費は減少する可能性がある」と語った。
韓国は2015年、MERSの感染拡大による経済への影響に対応するため、補正予算を編成した。
昨年末に中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスの感染は、北京や上海など国内の他の地域に加え、タイ、韓国、日本、台湾など国外にも拡大。武漢市では6人が死亡している。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20200122T014637+0000