[北京 31日 ロイター] - 中国税関総署が31日発表した統計によると、2019年のレアアース(希土類)磁石の対米輸出は前年比11.9%増の4593トンと、税関総署が統計を開始した2017年以降で最高となった。
レアアース磁石は医療機器、家電、防衛など様々な分野で利用されており、米国防総省は備蓄の拡大を計画している。
中国は昨年5月、米中貿易摩擦を受けてレアアースの供給を制限する可能性を示唆したが、結局正式な措置は発表せず、今月には米国との「第1段階」の通商合意に署名した。
12月のレアアース磁石の対米輸出は360トンで、前月の376トンから4.5%減少。前年同月比では1.1%増加した。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20200131T054319+0000