[シドニー/ロンドン 6日 ロイター] - 豪州を訪問しているラーブ英外相は6日、オーストラリアとの早期の自由貿易協定締結を望むと述べた。英国は1月31日に欧州連合(EU)から正式に離脱。EUと将来の関係について協議を行う移行期間入りしたほか、米国や日本などその他主要国と協議を始める。
ラーブ外相はペイン豪外相と会談後、キャンベラで記者団に対し「われわれ(英豪)は既に170億ポンド(220億ドル)相当の通商関係を持っているが、さらに拡大する潜在力がある」と指摘。「オーストラリアが優先度の高い通商合意第1陣の一角となることを期待している」と付け加えた。
両外相ともに自由貿易協定交渉開始のスケジュールを示さなかった。
オーストラリアはEUと通商合意に向けた協議を進めているが、ペイン外相はこの協議が英国との合意に向けた進展を遅らせることはないと語った。
2日間の日程でオーストラリアを訪れているラーブ外相は、モリソン豪首相とバーミンガム豪貿易相とも会談する予定。