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米民主候補争い、第3戦はネバダ州 非白人層の支持が鍵に

発行済 2020-02-13 08:13
更新済 2020-02-13 08:16
米民主候補争い、第3戦はネバダ州 非白人層の支持が鍵に

[マンチェスター(米ニューハンプシャー州) 12日 ロイター] - 11月の米大統領選でトランプ大統領と対決する民主党の候補指名争いはニューハンプシャー州の予備選が終了し、各候補は3戦となる西部ネバダ州党員集会と第4戦の南部サウスカロライナ州予備選に挑む。

ニューハンプシャー州予備選では、急進派のサンダース上院議員が僅差で勝利し、最有力候補としての地位を固めた。

前週のアイオワ州党員集会でサンダース氏を振り切って首位となった前インディアナ州サウスベンド市長の穏健派ブティジェッジ氏は、ニューハンプシャーで2位につけた。ここ数日勢いが増したクロブシャー上院議員も善戦し、3位になった。

一方、サンダース氏と同じ急進派のウォーレン上院議員は4位とふるわなかった。また、最有力候補と目されてきたバイデン氏は5位にとどまった。

選挙戦は今後、白人の有権者が多いアイオワ州やニューハンプシャー州から、人口構成が多様な州にシフトする。22日に党員集会が予定されているネバダ州では、住民の4分の1以上がラテン系。29日に予備選を行うサウスカロライナ州は、約4分の1がアフリカ系。

3月3日には、カリフォルニア州やテキサス州など合計14州で予備選や党員集会が集中する「スーパーチュースデー」が予定されており、ブルームバーグ前ニューヨーク市長が本格参戦する。

ニューハンプシャー州予備選の各候補の得票率は、サンダース氏が約26%、ブティジェッジ氏が約24%、クロブシャー氏が約20%。ウォーレン氏が約9%、バイデン氏が約8%だった。

序盤に躍進したブティジェッジ氏は、世論調査で黒人層の支持率が伸び悩む。今後どの程度黒人層の支持を取り込めるかが課題となる。本命視された党重鎮バイデン氏は、序盤での苦戦で早くも瀬戸際に立たされている。

一方、デバル・パトリック前マサチューセッツ州知事は12日、指名争いから撤退すると表明した。前日には起業家アンドリュー・ヤン氏とマイケル・ベネット上院議員の2人も撤退を表明しており、民主党の指名争いに残っている候補は8人となった。

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