[モスクワ 12日 ロイター] - ロシアの調査機関レバダが12日に発表した世論調査によると、プーチン大統領に対する信頼感が1月、過去6年で最低水準に低下した。支持率は高水準を維持している。
レバダによると、大統領の支持率は2018年の年金支給年齢引き上げ発表と長年の所得減少で急落したが、ここ数カ月は安定し、68%に小幅上昇した。
一方大統領に対する信頼感は低下を続け、1月は35%となった。2017年11月の59%から、大幅な低下となった。
レバダの社会学者デニス・ボルコフ氏は、今回の数字は2014年のクリミア半島編入で大統領への信頼感が上昇する前の時期以来の低水準だと述べた。
また、まちまちの調査結果は、ロシア人がプーチン大統領を全般には評価しているが、有力政治家としてのプーチン氏に対する疲れの感情も存在していることを示していると指摘。「支持はされているが有力者としての重要性は低下しているということだ」と述べた。
調査は1月23─29日、ロシア全土の1603人に実施した。