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中国、ASEANとの協調アピール 新型肺炎対応で特別外相会議

発行済 2020-02-21 02:38
更新済 2020-02-21 02:41
中国、ASEANとの協調アピール 新型肺炎対応で特別外相会議

[ビエンチャン 20日 ロイター] - 中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)は20日、新型コロナウイルスの感染拡大について協議する特別外相会議を開き、双方の結束を呼び掛けた。感染拡大の対応を巡っては、国際社会から中国への批判も出ている。

今回の会合は急きょ、ラオスで開かれた。中国の巨大経済圏構想「一帯一路」の下、ASEANには中国から何十億ドルもの投資資金が流れ込んでいる。

ASEAN各国の外相は会合で中国の王毅外相と手を取り合い、「負けるな武漢、負けるな中国、負けるなASEAN」と声をそろえた。

中国外務省によると王氏は19日夜に開かれた歓迎晩餐会の講演で、ASEANやその他の国からの支えを受け「今冬はさほど寒くなく、春が訪れていることを感じた」と述べた。

シンガポール国立大学公共政策専門課程のアルフレッド・M・ウー准教授は「西欧諸国が感染拡大の中国の対応を批判していることに対抗するため、中国はASEANとの友好関係を演出している」と語った。

ASEANにとって中国は最大の貿易相手国で、域内の渡航者数は年間6500万人を超える。加盟国の多くは中国観光客が経済を下支えしている。ASEANを合わせると、中国にとって2番目に大きい貿易相手になる。ただ現在は、感染拡大を防ぐために導入された渡航規制によって中国経済や一帯一路計画は停滞している。

一帯一路の研究者、トム・バクスター氏は「コロナウイルスへの対応はある意味、中国との友好関係を測る試金石となっている」と述べた。親中色が強い国が入国制限をしていないことに触れ、「ASEAN内で対応はかなり分かれている。カンボジアとラオスは友好関係のアピールが最も明らかだ」とした。

一方、シンガポールは中国人の入国を一律で禁止している。フィリピンは中国と香港、マカオからの外国籍の渡航者を受け入れていない。マレーシアは中国政府が封鎖した省からの渡航者の入国を一時禁止した。

中国外務省の声明によると、王氏は各国との二国間協議で入国制限措置の緩和を促した。

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