[東京 27日 ロイター] - 菅義偉官房長官は27日午前の会見で、新型コロナウィルス検査が必要な患者に実施できていないケースがあると指摘されていることについて、国立感染症研究所だけでなく、地方衛生研究所、民間や大学の協力を得て1日3000件超の検査能力は確保したと述べた。その上で、医師が必要と認める患者には確実に実施できるよう、周知徹底など体制整備を進めていくと語った。
また、患者数が増加した場合の病床不足が懸念されているが、同長官は、すでに感染症対象の病床以外にも病床を確保した病院には厚生労働省を通じて補助を行い、病床確保に万全を期していくとした。
習近平中国国家主席の4月の訪日については、現時点では予定通りであり、成果が出せるよう粛々と準備中であると述べた。
米韓が合同軍事演習を延期することについては、コメントを控えるとしつつも、在韓米軍を含む米軍の抑止力は大きく、日国の平和安定のためにもこれまで通り米国・韓国と連携していくとした。
(中川泉 編集:田中志保)