[アンカラ/イスタンブール/ワシントン 28日 ロイター] - シリア北西部イドリブ県で27日、アサド政権軍の空爆により、反体制派を支援するトルコ軍兵士33人が死亡した。トルコ南東部ハタイ県の知事が明らかにした。
こうした中、トルコのエルドアン大統領は緊急会議を開いた。
トルコ政府の報道官は、「把握しているすべての」シリア政府拠点に対し報復として砲撃を行っていると述べた。
米国務省は、報道されているトルコ軍兵士への攻撃を非常に憂慮しているとし、北大西洋条約機構(NATO)加盟国であるトルコを支持すると表明。「アサド政権、ロシア、イランの支援を受けた勢力による卑劣な攻撃の即時停止を引き続き求める」との声明を出した。
トルコ政府高官は「シリア難民が海路や陸路で欧州に渡るのを阻止しないことを即日付で決定した」とも明らかにした。