[ローザンヌ(スイス) 3日 ロイター] - 国際オリンピック委員会(IOC)は3日、新型コロナウイルス流行の脅威は存在するものの、代替案はないと再表明し、東京五輪は予定通り開催されると言明した。
バッハ会長は理事会で「2020東京五輪の成功に向けて用意を整えている」と語り、「全ての選手に対し、自信を持って全力で東京五輪に向けた準備を整えるよう促す」と述べた。
橋本聖子五輪相はこの日、IOCとの五輪開催契約の詳細について20年中であれば「延期が認められると解釈できる」としつつも、日本政府と東京は7月24日に開催できるよう引き続きコミットしていると述べた。
新型ウイルス流行を巡る状況が悪化した場合に備え、選択肢を検討しているかとの質問に対し、IOCのアダムズ報道官は「していない」と回答。「国際的な渡航禁止は出ておらず、五輪開催は可能という提言を受けている」とし、「現時点で五輪は7月24日から始まる見通しだ」と述べた。