[ローザンヌ(スイス) 3日 ロイター] - ギリシャ・オリンピック委員会(HOC)は3日、来週ギリシャのオリンピアで予定されている東京五輪の聖火採火式について、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により規模を縮小して実施することを発表した。
採火式は古代オリンピックの会場で12日に行われるが、通常多くの観衆が集まる前日のドレスリハーサルを無観衆とし、昼食会やレセプションは中止、関係者も最低限に抑えるなどといったウイルス感染対策が取られる。
中国で発生した新型コロナウイルスでは3000人以上が死亡、感染者は数万人に上り、中国以外にも77の国・地域に感染が広まっている。ギリシャでは2月26日に最初の感染が発覚し、現時点で7つの感染事例が確認されており、全ての感染者は首都アテネとギリシャ北部テッサロニキの病院で治療を受けている。