[北京 5日 ロイター] - 新型コロナウイルスの発生源とされる中国湖北省の州都武漢市で3月末までに新たな感染者がゼロになるとの見方を、中国当局の専門家が5日示した。
中国国家衛生健康委員会の5日の発表によると、中国本土で4日に新たに確認された新型コロナウイルスの感染者は139人と、前日の119人から増加し、3日続いた減少の流れが反転した。武漢で新たな感染者が増加した。
新型ウイルス対策に当たる中国の最高委員会の専門家、張伯礼氏は人民日報のインタビューに、湖北省以外のほぼ全ての地域では新たな感染が2月末までに抑止されたと指摘。
また、感染拡大の推移を示すデータに基づくと、湖北省内の他の都市でも3月中旬までに新たな感染が止まると予想した。ただ、詳細は明らかにしなかった。
武漢の新たな感染者は前日の114人から131人に増えた。武漢市を除く湖北省の新規感染者は3人と、7日連続で1桁にとどまった。