[ローマ 6日 ロイター] - イタリア保健当局は6日、新型コロナウイルスの感染による死者が49人増加し、197人に達したと発表した。
1日当たりの死者数としては同国で初の感染が確認されてから最多。また、死者数も中国以外で最も多い。
感染者は4636人と、前日の3858人から増加した。
また、バチカン(ローマ教皇庁)は同日、ローマにあるバチカン市国で初の新型ウイルス感染者1人を確認したと発表した。関係筋によると、この患者は先週バチカン周辺で開催された国際会議に出席していたという。
イタリア保健当局によると、同国の死者の平均年齢は81歳で、大半が持病を患っていた。また大半は男性で、女性の比率は28%という。
高齢者が多いことから、死亡率は4.25%と、他国に比べ高い水準にある。
6日には集中治療室に入院した患者が30%超増加した。しかし、初期に感染した患者のうち523人は完治したという。