[シンガポール 9日 ロイター] - シンガポール当局は、イタリアの会社コスタ・クロシエールが運航するクルーズ船「コスタ・フォーチュナ」の入港を認めることを明らかにした。コスタ・フォーチュナは新型コロナウイルス感染の恐れを理由にマレーシアとタイで入港を拒否されていた。
シンガポールで予定通り10日にクルーズを終える計画だという。イタリア人を含む乗客全員、感染の疑いはないとした。
イタリアでは新型ウイルスの感染者が7375人に達し、中国以外で最多となっている。
同社はまた、3月10日にシンガポールを出発予定のクルーズ旅行を中止すると表明した。
シンガポール海事港湾庁とシンガポール観光庁の共同声明によると、シンガポールで下船する乗客は全員体温測定が必要になるほか、ウイルス検査を求められる場合もあるという。
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