[9日 ロイター] - ソシエテ・ジェネラルは9日、第2・四半期の北海ブレント原油価格が1バレル平均30ドルになるとの見通しを示し、従来予想から25ドル引き下げた。
石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」の協調減産を巡る交渉が決裂し、3月末で協調減産が解消される見通しとなったことを受けた動き。
ソジェンのアナリストは「OPECの供給増と需要減が相まって、今年上期は大幅な過剰供給になる」と予想した。
第3・四半期の北海ブレント価格見通しも35ドルとし、従来予想から22ドル引き下げ。第4・四半期については40ドルに回復する見通しとしたが、従来予想からは18ドル下回る。