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米大統領選民主党指名争い、危機対処ではバイデン氏優勢=出口調査

発行済 2020-03-11 10:17
更新済 2020-03-11 10:22
米大統領選民主党指名争い、危機対処ではバイデン氏優勢=出口調査

[ワシントン 10日 ロイター] - 11月の米大統領選に向けた民主党の指名候補争いで10日に行われた予備選・党員集会でエジソン・リサーチが実施した出口調査では、新型コロナウイルスの感染が米国各地に広がる中、深刻な危機への対処で信頼できる候補として、バイデン前副大統領を挙げる声が最も多かった。

エジソンはミシガン、ミズーリ、ミシシッピ、ワシントンの各州で調査を実施。同じく10日に投票が行われたアイダホ、ノースダコタ両州では調査しなかった。

エジソンによると、危機への対処で信頼できる候補をバイデン氏と回答したのは、ミシガン州とワシントン州では10人のうち5人、ミズーリ州では10人中6人だった。

一方、これらの州では10人のうち約3人はバイデン氏よりもサンダース上院議員の方が信頼できると答えた。

これまでの集計結果は以下の通り。比率は集計の進展に伴って変わる可能性がある。

*新型ウイルスの感染が深刻なワシントン州では、ウイルスの感染拡大について「強く懸念している」との回答が10人中4人、「いくらか懸念している」も10人中4人だった。

*バイデン氏が民主党候補に指名された場合に「熱狂的に」支持するとの回答はワシントン州では10人中4人、サンダース氏が指名を勝ち取れば熱狂的に支持する人も10人中4人だった。民主党の指名された候補を熱狂的に支持するとした人の割合は、ミズーリ州ではバイデン氏の場合が10人中5人、サンダース氏が10人中3人。ミシガン州ではバイデン氏が10人中3人、サンダース氏が10人中4人だった。

*大半の投票者は指名された民主党候補者が誰であれ支持すると回答。この比率はワシントン州では10人中9人、ミシガン州とミズーリ州では10人中8人だった。

*サンダース氏もしくはバイデン氏が指名された場合に「心外だ」とする回答は少数にとどまった。ワシントン、ミシガン両州では、バイデン氏の指名を心外としたのは10人中1人、サンダース氏の指名を心外としたのは10人中2人。

*各州とも最も重要な争点として医療保険制度が挙げられた。ミシガン、ミズーリ両州では10人中5人が気候変動や人種関係、所得格差よりも医療保険制度に関心が高いと回答。ミシシッピ、ワシントン両州でも10人中4人が医療保険が最大の課題だとした。

*ミシガン、ミシシッピ、ミズーリ各州では、医療保険制度を最大の争点とした投票者の過半数はバイデン氏を支持。ワシントン州でもバイデン氏の支持者が多かった。

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