[ロンドン/ブリュッセル 12日 ロイター] - 英国の欧州連合(EU)離脱準備を担うゴーブ・ランカスター公領相は12日、EUと自由貿易協定(FTA)など将来の関係を議論する来週の第2回会合について、新型コロナウイルスの感染拡大がどのような影響を及ぼすか議論を続けていると述べた。
ゴーブ氏は「新型コロナが交渉に影響するのか」「対面協議を継続するのか」との英議員の質問に対し「これは現在進行中の問題だ。ベルギーから公衆衛生上の問題があるかもしれないと今日通知があった」と述べた。
欧州委員会の報道官は、現時点で第2回会合の開催予定に変更はないと述べた。
ゴーブ氏によると、英政府は第2回会合までにFTAの原案をまとめる方針だが、原案を公表するかは未定。EU側も12日に原案をまとめる予定という。
英国とEUは、貿易・漁業・安全保障などあらゆる分野の将来の関係について年内に合意する必要があり、残された時間は限られている。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20200311T234727+0000