[ベルリン 12日 ロイター] - ドイツのメルケル首相は12日の会見で、新型コロナウイルスの感染拡大による影響を受けている国内企業を支援するため、13日に「非常に包括的な」追加対策を発表すると明らかにした。
首相は「われわれは、全ての点において通常とは異なる状況にある。健康問題に対処しているという理由から、銀行危機の時よりも異常な状況にある。科学者や薬による解決策が、まだ見つかっていない問題だ」と説明した。
「できる限り人々の命を救うことがわれわれの第1の課題で、2番目は経済活動を継続させることだ」と述べた。
ウイルス感染が急速に広がっている地域について、幼稚園・保育園や学校の一時閉鎖に言及し、イースター(復活祭)の休暇を前倒しで行うことなども選択肢のひとつだと述べた。
人と人との接触をできるだけ避けるよう呼びかけるとともに、連邦政府と州政府は、参加者が1000人未満のイベントでも実施しないよう求めていると説明した。政府はこれまで、1000人以上の集会を自粛するよう訴えていた。
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