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新型コロナ対策会議、「機密扱い」巡るロイター報道に米当局者が反論

発行済 2020-03-13 15:46
更新済 2020-03-13 15:50
新型コロナ対策会議、「機密扱い」巡るロイター報道に米当局者が反論

[ワシントン 12日 ロイター] - 米ホワイトハウスが新型コロナウイルスに関する厚生省の会議を機密扱いに指定したため内容が共有されず、政府対応の遅れを招いた可能性があるとのロイターの報道を受け、米疾病対策センター(CDC)のロバート・レッドフィールド局長が12日、下院の監視・政府改革委員会で証言し、厚生省や関係機関による会議が同省内の情報漏洩対策が施された部屋で開かれた回数は「多過ぎて数えきれない」が、そこで話し合われた情報は機密扱いではなかったと語った。

ロイターは11日、米政府当局者4人の話として、新型コロナに関する会議は厚生省内で1月中旬以降、数十回にわたって行われたが、国家安全保障会議(NSC)から機密扱いを命じられたため、会議に欠かせない専門家らが機密指定の情報を閲覧する資格を持たないとの理由で会議に参加できなかったほか、参加しても会議の内容を口外できなかったと報じた。

この報道の後、NSCのジョン・ウリオット報道官は11日夜、ロイター宛ての電子メールで「ホワイトハウスはいかなる政府機関に対しても、コロナウイルスに関するトップレベルの会議を機密扱いにするよう命令したことはない」と反論し、「この記事は偽ニュースだ」と主張した。

下院の委員会でロイターの記事について質問されたレッドフィールド局長は「われわれは機密対策が施された部屋で会議を開いているが、話し合いの性格や中身は機密扱いではない」と述べた。

また、アザー厚生長官とオブライエン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)による連名の文書がペンス副大統領のオフィスからロイターに電子メールで送られてきた。両氏はロイターの記事に「困惑している」とし、ペンス副大統領が主宰した新型コロナに関するタスクフォース(作業部会)の会議はホワイトハウスのシチュエーションルーム(危機管理室)で開かれ、機密扱いではなかったと説明した。

しかし、ロイターの記事は、新型コロナ対策で指揮を執るペンス副大統領が率いる作業部会についてではなく、厚生省内の「機密情報隔離施設(SCIF)」と呼ばれる情報漏洩対策が施された部屋で開かれた会議について報じたもの。ロイターの広報担当者は12日、報道内容に誤りはないとの見解を示した。

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