[シドニー 18日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(中央銀行)は18日、金融政策に関する発表を19日0330GMT(日本時間午後0時半)に行うと表明した。
市場関係者は、25ベーシスポイント(bp)の利下げに加え、国債買い入れなど同国初の量的緩和プログラムの詳細が発表されると予想している。
また、企業に優遇金利で資金を供給することを条件に銀行に低利融資を行う英国の資金供給スキーム(TFS)型の対策も予想されている。
中銀は今週、「市場の状態からみて必要とされる限り」少なくとも毎週、期間6カ月以上のレポオペを実施する方針を示している。
市場関係者は、こうした措置を歓迎しているものの、約30年ぶりとなる景気後退を回避するには不十分だと指摘している。
ANZのエコノミストは「残念ながら新型コロナウイルスの影響で景気後退に向かうだろう」とし「政策を通じた刺激は助けにはなるが、交流の抑制や広範な業務停止に伴う需要の減少を相殺することはできない」と述べた。同行は第2・四半期の国内総生産(GDP)が2%減少すると予想している。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20200318T093017+0000