[リヤド/ドバイ 18日 ロイター] - アラブ首長国連邦(UAE)は新型コロナウイルスの感染拡大を抑制するために包括的な入国制限を導入し、現在国外にいるUAE国民の帰国を少なくとも2週間禁止するとともに、新たな労働許可と空港ですぐに取得できる「到着ビザ」の発給を一時停止した。
このほか国民の海外渡航も禁止し、帰国者には2週間の自宅待機を義務付ける。これらの措置は19日から実施する。
サウジアラビアも17日に、モスクの閉鎖や巡礼の中止など異例の措置を発表している。
サウジでは18日に新たに67人の感染が確認され、感染者は合計238人となった。民間部門の企業活動はほとんど停止している。
新型コロナ感染と原油価格の下落で経済成長が脅かされるなか、ジャドアーン財務相は同日、国家予算を5%近く削減すると発表した。
クウェートでは新たに12人の感染が確認された。
湾岸協力会議(GCC)6カ国合計の感染者は1200人を超えた。