[ジャカルタ 19日 ロイター] - インドネシア中央銀行は19日、主要政策金利の7日物リバースレポ金利を25ベーシスポイント(bp)引き下げ4.50%とした。
中銀は追加利下げの可能性を示唆。2020年の経済成長率予想を5.0ー5.4%から4.2ー4.6%に引き下げた。
新型コロナウイルスの感染拡大で通貨ルピアには圧力がかかっている。
政策金利は2018年4月以来の低水準となった。利下げはロイター調査の予想通りだった。
中銀のペリー・ワルジヨ総裁は、一段の追加利下げ余地があると表明。インフレは低水準で、米連邦準備理事会(FRB)は100bpの利下げを実施したが、インドネシア資産の魅力を維持するため、利下げ幅を25bpにしたという。
インドネシアルピアは、総裁発言の直前に4%以上値下がりし、1ドル=1万5850ルピアと1998年以来の安値を記録したが、発言後は小動きとなった。ジャカルタ株式市場は5.4%下落。債券利回りは上昇した。
総裁はオンライン会見で「信頼感を維持するため、我々が懸命に仕事をしていることを皆さんに知ってほしい」と述べた。
中銀の利下げは今年2度目。現在の緩和局面では6度目となる。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20200319T093418+0000