[北京 25日 ロイター] - 中国本土での新型コロナウイルスの新規感染者が減少した。海外からの入国者の感染例が減り、国内感染者は震源地の湖北省を含めてゼロだった。
中国国家衛生健康委員会の25日の発表によると、24日時点の新たな感染者は47人で、いずれも海外からの入国者だった。前日の78人から減少した。
北京、広東省、福建省では海外からの入国者の新たな感染例が減少したものの、上海では19人と増加幅が過去最大を記録した。
天津、内モンゴル、江蘇省、四川省、吉林省、浙江省、山東省、陝西でも、海外からの入国者の感染が報告された。
中国本土での感染者は累計8万1218人となった。このうち、海外からの入国者の感染例は474人。
死者は累計3281人。前日から4人増えた。
中国はすべての国際空港の到着ロビーで検疫を強化している。
福建省泉州市は、今月26日から国際便と地方便の運航をすべて停止する。フィリピンから入国した4人の感染が24日に確認されたため。
北京市も、国際線を別の都市の空港に着陸させて乗客の検疫を行っている。
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