[東京 27日 ロイター] - 参院本会議は27日、2020年度予算案を与党などの賛成多数で可決した。一般会計総額は102兆6580億円と過去最大となる。これを踏まえ、安倍晋三首相は、新型コロナウイルス感染拡大を受けた経済対策を盛り込む20年度補正予算案の編成を関係閣僚に指示する見通しだ。
20年度予算案は、19年末に打ち出された、消費増税や海外経済減速に対応した経済対策が盛り込まれているが、新型コロナによる経済縮小で被害を受けている業界・個人の対策を含んでいない。このため、政府・与党は現金給付や中小企業への資金繰り支援などを盛り込んだ補正予算を4月7日にも閣議決定し、大型連休前に成立させることを目指している。
(竹本能文)