[ベルリン 31日 ロイター] - ドイツ東部のイエナ市は、新型コロナウイルスの感染拡大抑制策を強化し、国内で初めて買い物や公共交通機関での移動時にマスク着用を義務付ける措置を決定した。スーパーマーケットの利用者にマスクを義務付けたオーストリアの例に倣ったとしている。
ドイツの州では、過去2週間にわたって学校が休校となり、レストランやバーが閉鎖、公共の場での集会が禁止されている。しかし感染者数と死者数は急速に増加している。
このほか、チェコも公共の場でのマスク着用を義務付けている。
イエナ市は声明で、「1週間程度で市内の店舗、公共輸送機関、公共の建物における口と鼻の保護が義務化される」と説明した。
ただ、マスク不足を考慮し、口や鼻をタオルやスカーフで覆う方法も認めるとともに、マスクを手作りするよう促した。
31日時点のロイター集計で、ドイツで確認されている感染者数は6万5166人、死者は648人。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20200401T031037+0000