[ワシントン 6日 ロイター] - ブルイエット米エネルギー長官は6日、サウジアラビアおよびロシアのエネルギー当局者との会談後、両国の市場シェア争いが今週終わることを望むと述べた。
ブルイエット氏はFOXビジネス・ネットワークで「サウジとロシアが週内に会談し、2─3週間ぐらい前に始まったこの争いが終わることを望む」と指摘。米国は今年の20カ国・地域(G20)の議長国であるサウジがG20エネルギー相会合を今週末に招集するよう促しており、「会合が開催されることを期待する」とした。
また「一部では増産に向けた措置が米国のシェール業界に対する直接的な攻撃とみなされている」としたほか、米エネルギー業界は、新型コロナウイルスの発生に伴う需要減少に対応して調整する必要があるとした。
米エネルギー省によると、ブルイエット氏は先週末にサウジのアブドルアジズ・エネルギー相と会談し、サウジとロシアの市場シェア争いは米国と世界に「大きな影響」があると伝えた上で、「近い将来」G20を通じて石油市場に関する協議を続けることで合意したという。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20200406T133732+0000